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LINEログインで離脱率・リピート率を改善! 〜銀のさら事例に学ぶLINEログインの有効性とは

LINEログインで離脱率・リピート率を改善! 〜銀のさら事例に学ぶLINEログインの有効性とは

自社サイトの利用の傾向を見ていると、「離脱率が高い」・「リピート率が低い」といった課題に直面されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんな課題を一挙に解決する方法として、ソーシャルログインのひとつであるLINEログインが非常に有効です。ここでは実際にLINEログインを導入した宅配寿司「銀のさら」がどのように自社サイトの利用状況の改善に取り組んだのか、具体的な事例も紹介しながら、その有効性について解説してみたいと思います。

リピート率促進に繋がるLINEログインの特徴

そもそもソーシャルログインとは

ソーシャルログインとは、Facebook・Twitter・LINEなどの各ソーシャルメディアや、Yahoo! JAPANなどの外部サービスのアカウント情報を利用して、サイトやアプリで会員登録・ログインを行うことのできる機能です。サイト毎に必要だった会員登録やログインの手間を省くことができる為、離脱率の改善とログイン率・CV率の向上に即時的な効果があります。

現在、ソーシャルログインに使用できるサービスは増加しており、さらにサービス毎に様々な仕組みを用いることで、その利用範囲が広がりつつあります。中でもその有効性が注目されているのがLINEログインです。ここでは以下、LINEログインの特徴について詳細に触れていきたいと思います。

会員登録フローの簡略化と離脱率改善

会員登録フローの負担軽減が期待できるLINEログインの活用は、ユーザーの観点からしても非常に有益です。LINEログインの導入で活用できるLINE Profile+において登録済の名前や住所・電話番号などのユーザー情報がフォームにフィルインされる為、面倒な入力の手間を省くことができ、スマホや様々なデバイスでもシンプルな操作性を維持することが可能です。またLINEアカウントのログインIDやパスワードをそのまま使用することができるので、新しいID・パスワードを覚える必要がありません。それにより、新規登録時の離脱率だけでなく、サイトへ再訪した際のリピート率を改善することができ、ユーザビリティの向上にも一役買うことでしょう。

友だち追加によるメッセージ配信環境の確保

LINEの大きな特徴のひとつは、その本来のSNS/トークアプリという特色を十二分に活かしたユーザーとの密接なコミュニケーションが可能である点でしょう。

LINEログインを活用した会員登録やログインをする際に、企業のLINEアカウントの友だち追加を行うことができます。これにより、会員登録・ログインフローの中で極めて効率的に自社のサイトやサービスに関心度の高いユーザーと繋がりを持つことができ、そのユーザーに対してメッセージ配信を行う環境を確保することも可能になります

ID連携とセグメント化されたメッセージ配信

さらに、LINEでログインしたユーザーのIDを自社のデータベースの会員IDと紐付けすることもできます(ID連携)。これによりユーザーの属性情報や購入履歴・閲覧履歴などのデータの活用が可能になり、年代・世代別、地域別、性別などの個別情報からメッセージをセグメント化することで、会員毎に最も最適である内容のメッセージ配信を行うこともできるようになります。

加えて、LINEメッセージ配信の持つひとつの側面として、メッセージの開封率が非常に高いことも挙げられます。通常10%程度と言われているメールマガジンの開封率に対して、企業アカウントからのLINEメッセージの開封率は60%、CTRは25%以上という統計データも出ています。

(引用元 : Social Media Lab「LINEクーポン利用率は?メッセージの種類は?イチから始めるLINEの企業活用【基礎編】)

一斉配信されたメールマガジンの開封率の低さ・サイトへの誘導率の低さに悩まれている方も多いでしょう。その点LINEログインには、前述したID連携により「個々のニーズに最適化・セグメント化された情報密度の高いメッセージを、高い開封率で確認して頂ける」という極めて有用なメリットがあります。

オートログイン機能による注文手続きの簡略化

ID連携には、配信されるメッセージの最適化だけでなく、注文自体の快適化・リピート率を促進できる側面もあります。

そんな利便的なネット注文を実現する仕組みとして活用できるのが、オートログイン機能です。前述したID連携をした上で、LINEメッセージやリッチメニューでのリンクから公式サイトにアクセスすると、自動的にログインした状態でサイトに遷移できます。例えば「銀のさら」公式サイトの場合、LINE公式アカウント・リッチメニュー内の「注文する」をタップするとオートログインが実行、お届け先や該当の店舗情報が選択された状態ですぐに注文手続きを進めることができるようになります。注文手続きフロー上での離脱率軽減に直結する有効な仕組みであると言えるでしょう。

宅配寿司「銀のさら」でのオートログイン機能・注文フローのイメージ図

(画像引用元 : 宅配寿司「銀のさら」がソーシャルログインで実現する便利なネット注文体験とは? 継続利用率を高め、LINE経由の売上を伸ばしたポイント。 - ライドオンエクスプレス様 導入事例 |ソーシャルログインの導入・実装支援サービス「ソーシャルPLUS」)

LINEログインの強み=継続率を確保できる環境

ICT総研による「2018年度 SNS利用動向に関する調査」では、国内SNS利用者数約7200万人のうち、現在のLINEの利用率はその80%を占めているという統計も出ています。一般的な普及率の高いLINEをログイン機能に備えることには、そもそもの初回利用率を高める効果を見込むこともできるでしょう。さらにこれまで記述してきた友だち追加・ID連携、それによるセグメント化されたメッセージ配信やオートログイン機能によって、安定的なリピート率を確保することのできる環境作りが可能です。

ICT総研「2018年度 SNS利用動向に関する調査」 : 主なSNSの利用率

(画像引用元 : ICT総研 「2018年度 SNS利用動向に関する調査」 )

LINEログインで継続利用を促進した「銀のさら」の事例

会員登録・ログイン時の利便性向上 : 課題①

宅配寿司「銀のさら」では公式サイトからネット注文を行う場合、電話番号や住所情報のお届け先情報をきちんと把握する為に、会員登録のフローが発生します。しかしそれは同時にユーザー側で新規会員登録やログインをする手間が発生、「会員登録がうまくいかない」「ログインができない」といったお問い合わせに繋がることにもなり、課題がありました。

LINEアカウントを活用したネット注文の促進 : 課題②

「銀のさら」では以前からLINEアカウントを運用していました。これまでメールマガジンでダイレクトコミュニケーションを図ってきたことに加え、今後の効果を見込み、ユーザーと直接コミュニケーションができる新たな手段としてLINEを採用したのです。

LINE導入のメリットのひとつは、メールマガジンと比べて配信母数に対する流入率が非常に高い点でした。LINEというアプリは普及率も高いので、メッセージを配信した時にもユーザーの目に触れる機会が多い傾向があります。

しかしここでの課題は、ID連携をしていないと一斉配信のメッセージしかできない点にありました。「銀のさら」では、店舗や地域によって提供している商品メニューが異なる場合があり、一部店舗のみで取り扱っている新商品については一斉配信がしづらく、結果LINEでは告知ができない、ということになってしまったのです。

また「銀のさら」での注文に慣れているユーザーの場合、やはり電話注文の方が早いというケースも多々ありました。それを踏まえた上で、どうやってネット注文を増やしていくかを考えた時、多くのユーザーが日頃から使っているLINEから簡単に注文手続きが行える状況を整備することで、結果ネット注文の増加に繋がるのでは、という結論に至ったのです。

LINEログイン導入の結果

ソーシャルログインを導入、特にLINEログインに注力をした結果、注文の際に必要となる会員登録やログインが簡略化され、ユーザーが継続的に注文しやすくなる、という効果が出ました。

ある月に新規で注文したユーザーのうち、ソーシャルログイン利用者と非利用者について、その後3ヶ月でどれくらい注文をしているか、具体的な数値を見てみると、ソーシャルログインを利用して新規のご注文をされたユーザーのほうが、その後の継続率が高いという結果が出ています。そしてソーシャルログインの中でも、LINEログインが実に全体の約8割を占め、最も多く利用されています。LINEログインを導入したことで閑散期でもLINE経由の売上が落ちず、その後も継続的に伸びていきました。

"LINEを使えば注文が簡単にできる、ということがだんだん知れ渡ってきたからかもしれません。私自身も改めてLINEで注文してみると、やっぱり便利だなと感じるんですよね。一度体感していただけると、またLINEで注文したいと感じていただけるんじゃないかと思っています"
(引用元 : 宅配寿司「銀のさら」がソーシャルログインで実現する便利なネット注文体験とは? 継続利用率を高め、LINE経由の売上を伸ばしたポイント。 - ライドオンエクスプレス様 導入事例 |ソーシャルログインの導入・実装支援サービス「ソーシャルPLUS」)
※詳しいインタビュー内容はこちらを併せてご確認ください。

まとめ

ユーザビリティに特化する一方で、安定的なリピート率・継続率を確保していく、そんなマーケティングにおいて理想的な環境作りが充分に可能である点こそ、現在のLINEログインの大きな特徴と言えます。また2018年12月に法人アカウント向けサービスが「公式アカウント」に一本化することが発表され、より企業とユーザーの長期的な関係性の構築が重要になってきました。LINEログインは友だち追加を促進でき、自社のサイトやサービスに対して関心度の高いユーザーと繋がりを持てる為、さらなる新規顧客の獲得を望め、より利用範囲の拡大が想定されるでしょう。各機能をしっかりと理解し、企業側の利点を念頭に置きつつ、ユーザー側が獲得することのできる大きなメリットを上手に訴求していくことが、LINEログインの極めて優れた利点を最大限に活用できる秘訣です。

LINE社への特別インタビュー公開

LINEの法人向けアカウント統合の背景や企業がLINEというプラットフォームをどう有効活用していくべきなのか、詳しく伺いました。

LINE社のTechnology Partner(※)である弊社では、ソーシャルログインサービス「ソーシャルPLUS」を提供する中で、LINEログインによるID連携や自動友だち追加の導入など、LINEのAPIと連携した技術開発やサービス提供を行っております。

LINEを活用した企業のOne to Oneコミュニケーションに関して不明な点などお気軽にお問合せください。

※弊社フィードフォースは、LINEの法人向けサービスの販売・開発のパートナーを認定する「LINE Biz-Solutions Partner Program」の「LINE Biz Account」部門において、「Technology Partner」に認定されております。( https://www.feedforce.jp/release/13092/ )

お役立ち資料ダウンロード

サービス統合後のLINE公式アカウントの注目機能と活用ポイントを解説したホワイトペーパーを公開中です。ぜひ併せてご参照ください。

資料ダウンロード:LINE公式アカウントの注目機能と活用ポイント

(執筆:平野)