ソーシャルログイン2019~拡がる活用シーンと導入事例、生体認証などの最新機能をまるごと解説。国内ソーシャルログイン利用状況調査2019発表も

ソーシャルログイン2019~押さえておきたい最新トレンドから導入方法まで

使い慣れた既存のSNSアカウントを利用して、Webサイトやサービスにログインできるソーシャルログイン。ユーザーの利便性を高めながら、企業にとってもメリットがあることから多くのサービスで導入が進んでいます。

また、ソーシャルログインは単なるログイン機能だけでなく、ID連携によるOne to Oneマーケティングの起点、決済サービスとの連携と、その活用領域を確実に広げています。
最近では、生体認証を利用したソーシャルログインやQRコードログインなどのサービスも始まっています。

そこで今回は、「日本国内ソーシャルログイン利用状況調査結果2019 」を踏まえながら、ソーシャルログインのメリットと特徴をおさらいしつつ、最新のトレンドから導入方法までまとめてご紹介したいと思います。

ソーシャルログインとは?

ソーシャルログインとは、FacebookやTwitter、LINE、Yahoo! JAPAN ID等使い慣れたSNSアカウントや外部サービスのアカウント情報を使用してWebサイトやアプリにログインする機能です。

ユーザー登録やログインの負荷を下げることで、登録フォームの離脱率改善や再訪率のアップ、コンバージョン率向上に効果をあげています。

ソーシャルログインのメリット

  • SNSアカウントの情報を利用して登録フォームを埋めることができるため、入力の手間を省き、登録のほとんどをクリック/タップ操作ですすめることができる
  • ID・パスワードを覚える必要がなく、ボタン一つでログインできる
  • プロバイダが提供する二要素認証を利用することで”なりすまし”や”不正利用”のリスクを軽減することができる

▶ソーシャルログインとは?さらにくわしい解説はこちら

ソーシャルログイン利用状況調査2019

多くのサイトで導入が進むソーシャルログインですが、実際に企業サイトにおけるソーシャルログイン実装状況はどうなっているのでしょうか?

弊社フィードフォースが実施したソーシャルログイン利用状況調査2019(※1)では結果、過去1年間で最も多くソーシャルログインに利用されたアカウントは、LINEログインが56.1%で、2018年調査時と比較して約2倍に上昇するという結果となりました。

また、ソーシャルログインを利用するデバイスの割合はモバイルが約9割を占めることがわかりました。

ソーシャルログイン利用状況調査2019:利用アカウントの割合
ソーシャルログイン利用状況調査2019:利用デバイスの割合

本調査結果の詳細は、無料PDF資料「ソーシャルログイン利用状況調査2019」にて確認いただけます。過去1年間のソーシャルログイン利用状況や業種・業態別活用トレンドなどソーシャルログインを取り巻くトレンドをまとめていますので、是非ご活用ください。

資料ダウンロード:ソーシャルログイン利用状況調査2019

※1. ソーシャルログイン利用状況調査2019:ソーシャルログイン/ID連携サービス「ソーシャルPLUS」を導入したサイトにおいて、LINE・Yahoo! JAPAN・Facebook・Twitter・Googleの5種類のアカウントを対象に、過去1年間(2018年2月~2019年1月)のソーシャルログイン利用状況調査を実施

拡がるソーシャルログインの活用領域

LINEログインとID連携

様々なサイトでソーシャルログインの普及が進む中、中でもLINEログインの利用率が大きく伸びていることがわかりました。(参考:ソーシャルログイン利用状況調査2019

その背景には、スマホ利用との相性、そして「LINEログインでID連携と友だち追加を促進し、One to Oneメッセージを配信したい」という企業のニーズの高まりがあります。

LINE公式アカウントでは、ユーザーの属性や趣味・志向にあわせたパーソナライズなメッセージ配信(属性取得配信)の条件として、友だち追加済であること、ID連携(※2)が完了していることの2つの条件を満たす必要があります。

LINEログインを実装しているサイトでは、会員登録やログインフローの中で自然に自動友だち追加とID連携を促し、ID連携率を高めることができます

LINEログインによる自動友だち追加フローのイメージ
LINEログインによる自動友だち追加フローのイメージ

そのため、ユーザーの利便性はもちろんのこと、LINEと連動したキャンペーンの実施や個別のメッセージ配信など、LINEを活用したマーケティングを推し進めたいという企業のニーズを背景にLINEログインの導入が進んでいるといえます。

※2. ID連携とは?:ユーザーのLINEアカウント(LINEのID)と自社会員情報(会員ID)とを紐づけることを「ID連携」といいます。ID連携により企業が保有する会員情報などCRMデータの活用を可能にし、一人ひとりの属性や興味・関心に合わせたOne to Oneマーケティングが可能になります。

▶LINEログインとは?さらにくわしい解説はこちら

▶LINEの自動友だち追加機能とは?さらにくわしい解説はこちら

決済サービスとソーシャルログイン

ソーシャルログインは、アカウントを軸とした決済サービスの提供にもその活用が広がっています。

Amazon PayとはAmazon以外のサイトでAmazonのアカウントを利用してログインし、簡単かつ安心な決済を提供するサービスです。

ユーザーはAmazon以外のECサイトであっても、なじみのあるAmazonアカウントを利用してログインし、Amazonアカウントに登録済のアカウント情報(購入者情報やクレジットカードによる決済情報)を利用して決済できます。

楽天ID Connectオプションと楽天ペイでは、楽天グループ外のサイトであっても楽天ID Connectオプションと楽天ペイを導入済のサイトでは楽天会員IDを活用したログインと決済ができ、さらに楽天スーパーポイントを使用したり貯めたりすることができることで、購買を促進することができる点が大きな特徴です。

共通する点は、プロバイダが提供するアカウント情報を活用することで、ユーザーの購買体験を向上させながら安心かつ安全な決済フローを提供している点です。

ソーシャルログイン導入事例

スキンケア商品と化粧品、サプリメント、医薬品などを扱う「ドクターシーラボ公式通販サイト( https://www.ci-labo.com/ )」では、LINEや楽天ID、Yahoo! JAPAN IDに対応したソーシャルログインを導入しました。

これにより、LINEログインでID連携した会員は、「ドクターシーラボ公式通販サイト」の新商品やキャンペーンのお知らせ、お買い得なセール情報をLINEのメッセージでタイムリーに受け取ることが可能となり、ドクターシーラボ商品のお買い物をより便利に楽しむことができるようになりました。

また、「ドクターシーラボ公式通販サイト」では、以前からオンライン決済サービス「楽天ペイ(オンライン決済)」を導入しており、楽天IDを利用して簡単に支払いを行うことが可能でした。新たに「楽天ID Connectオプション」を導入したことで、「ドクターシーラボ公式通販サイト」のユーザーは、普段から使い慣れている楽天IDを利用して会員登録やログインが簡単にでき、決済までを一気通貫で完結することが可能になりました。

ソーシャルログインの新たなサービス

生体認証がもたらすパスワードレス

ヤフーは2018年10月よりAndroidスマートフォンのウェブブラウザー「Google Chrome」上において、ヤフーのサービスに指紋認証などの生体認証を使用したログインの提供を開始しました。

LINEは2019年春以降より順次、LINEやその他のサービスの様々な場面で、FIDOアライアンス(※3)が推奨する生体認証(指紋認証、顔認証など)の導入を予定しています。

生体認証が普及することで、認証におけるパスワードやPINコード入力の煩わしさが解消、現在のパスワード認証に起因するセキュリティやプライバシーに関わる様々な問題(フィッシング、アカウント乗っ取り、サービス不正利用など)の解決につながります。
LINEにおいては、現在オートログインができないWebViewやiOSのSafari以外のブラウザであっても生体認証導入でよりスムーズな認証が提供できることが予想されます。
生体認証がもたらすパスワードレスは、ソーシャルログインをますます便利なものにするかもしれません。

※3. FIDOアライアンスとは、パスワードレス認証(生体認証、等)の技術仕様、認定仕様等の国際標準化を提唱する国際標準化団体です。Google、Microsoft、Intel、ARM、NTTドコモなどボードメンバーを含む250社以上のインターネット企業、ソリューションベンダー、金融機関、クレジットカード事業者、通信事業者などの幅広い業界の企業や団体が活動しています。

QRコードログイン

2019年2月5日、LINEログイン2.1が有効なウェブアプリでは、従来のメールアドレスとパスワードを入力する方法に加えて、ログイン画面に表示されるQRコードをスマートフォン版のLINEで読み取ってログインできるQRコードログインがリリースされました。

これにより、PCなどスマホ以外のデバイスにおいても、メールアドレスとパスワードの入力をすることなく、スマホでQRコードを読み取ることでLINEログインできるようになります。

<PCでのQRコードログイン>

  1. PCにて「QRコードログイン」画面のQRコードを表示
  2. スマホのLINEを起動し、「友だち」画面で「友だち追加」>「QRコード」を選択しカメラを起動
  3. 1.で表示したQRコードをスマホのカメラで読み取る
  4. スマホのLINEで「ログインしますか?」という画面が表示。「ログイン」をタップすると、PCのLINEログイン2.1が有効なウェブアプリにおいてLINEログインができる

ソーシャルログインを実装・導入するには?

ソーシャルログインを自社で導入・実装するには、OAuth認証の知識をもつエンジニアが各プロバイダの仕様、APIを把握し、スクラッチで開発をする必要があります。その場合、複数のプロバイダに対応するためには、対応するプロバイダ数に応じて開発工数も増えてしまうというデメリットがあります。

自社開発が難しい場合や、導入コストや運用コストを鑑み費用対効果の観点から、外部サービス(ASP)を活用し導入するケースも増えています。

<外部サービス(ASP)利用のメリット>

  • LINEやFacebookなど複数のアカウントに対応したソーシャルログインを一度の開発で短期間かつ低コストで導入できる
  • それぞれのプロバイダによる不定期な仕様変更にもサービス側で対応するため、運用コストが下げられる
  • 新しいアカウントも容易に追加実装できる

最近はECサイト構築サービスやカートASPなど、ソーシャルログイン機能を標準搭載しているサービスが増えており、ECサイト運営企業はこれらを利用することでもソーシャルログインを実装することが可能です。

企業向けのサービスも広がっていてソーシャルログインを導入しやすい環境になりつつある中、このように外部ベンダーが提供している機能やサービスをうまく使って、低コストで導入するのも一つの方法です。

弊社フィードフォースが提供するソーシャルPLUSでは、ソーシャルログイン機能を既存のWebサイトに手軽に導入することができる「ソーシャルログイン/ID連携サービス」を提供しています。
また、ソーシャルPLUSはカートASPをはじめ様々な外部サービスとの連携も可能です。

▶ソーシャルPLUSが連携している外部サービスについて詳しくはこちら

ソーシャルログインの導入をはじめ、LINEログインによるID連携を活用したメッセージ配信をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

資料ダウンロード:ソーシャルログイン利用状況調査2019

(執筆:松元)

>お役立ち資料ダウンロード

お役立ち資料ダウンロード

データフィード、ダイナミック広告、ソーシャルログインについてもっと詳しく知りたい!という方に向けてお役立ち資料をご用意いたしました。
最新トレンドや事例、活用ポイントを解説した資料を無料でダウンロードいただけます。是非ご活用ください。

CTR IMG