
2018年3月29日(現地時間)Facebookは、Instagramフィード用の広告素材(全画面縦型以外の写真や動画)を利用して、縦長フルスクリーン画像のInstagramストーリーズ広告を簡単に作成できるようになる画像の自動調整機能について発表しました。
これにより配置別に専用の画像を用意することなく、より少ない手間でInstagramフィード、ストーリーズ広告、Facebookフィードへとシームレスな広告展開が可能となります。
ストーリーズ広告とは?
ストーリーズ広告は人気のInstagramストーリーズの間に表示される、縦長の”フルスクリーン”表示で画像や動画を駆使し視覚的で没入感溢れる広告です。
オーガニックのストーリーズでリーチできなかったターゲット層に、様々なビジネス目的に応じて、関連性の高いパーソナライズした広告を届けることができるストーリー広告として注目されています。
これまでは縦長のフルスクリーンに対応したフォーマットで没入感あふれるクリエイティブを届けることができる一方で、Instagramのフィードで利用する画像とは別に、全画面縦型広告(アスペクト比9:16)の広告素材の用意が必要でした。
今回のアップデートにより、Instagramフィード広告で使える画像であれば、どの広告素材でもフルスクリーン表示に自動調整されます。
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自動画像調整によるストーリーズ広告の詳細
- Instagramフィード広告の要件を満たす写真もしくは15秒以内の動画がストーリーズ広告では自動調整される。
- 広告素材が正方形または横長の場合、その写真または動画の下に、InstagramまたはFacebookのフィード広告用のキャプションをストーリーズ用のフォントで表示。広告素材が正方形よりも縦に長い場合は、現時点ではキャプションは表示されない。
- 上にスワイプした際のリンクを設定できる。

広告スペック
- メディア:シングルビデオ(15秒以下)、シングル写真のみ
- 広告目的:動画の再生、リーチ、ブランドの認知度アップ、トラフィック、コンバージョン、アプリのインストール、リード獲得
- キャプションの長さ:190文字表示。それ以上のテキストは「もっと見る」のボタン表示
- 見出し:サポートされていません
- 配置:Facebookフィード、Instagramフィード、オーディエンスネットワーク
制限事項
- テキストのスタイルとフォントサイズは変更不可
- キャプションをオンまたはオフに切り替える機能はなし
- ストーリーズ広告のプレースメントの最適化では、現時点で1セットの広告しか設定できない
- ハッシュタグと@mentionsは現時点で不可
- 縦長画像の場合、字幕は非表示
<参考>
- Instagramフィードとストーリーズで広告素材が共用可能に | Instagram for Business
- Automatic Full Screen Stories Ads | Instagram for Business
- 配置にInstagram Storiesを、広告の目的にリーチを使用した場合の、Facebook動画広告の仕様 | Facebook広告ガイド
(執筆:松元)