人材を探す企業と応募者とをつなげるソリューションであるFacebookの求人機能は、2017年2月にUS及びカナダで先行リリースされて以降、多くの人々に利用されています。
最も多く掲載された求人は、営業担当者、料理人、カスタマーサービス、接客業、美容師とのことで、求人の種類は多岐にわたっています。
馴染みのあるFacebook、Messengerを利用した求人は手軽に始められることからも事業の規模、種類を問わず多くのビジネスにとって利用しやすいものだといえるでしょう。
今回は、このFacebookの求人機能活用のポイントついてご紹介したいと思います。
そもそもFacebookの求人機能とは?
Facebookの求人機能とは、人材を探している企業がFacebookページを活用して求人情報の掲載、応募状況の確認、Messengerを利用したコミュニケーションまで求人に係るフローを一貫して行うことができる機能です。
投稿した求人情報はフィードに掲載され、Facebookページの”job”カテゴリで表示されます。
また、求人情報サイトである「Facebook Careers」に登録されるため、仕事を探している人がエリアやキーワード検索で求人情報にアクセスすることも可能です。
Facebookの求人機能を活用するための3つのTIPS
Facebookはこれまでの利用状況からFacebookの求人機能を最大限に活用するための3つのTIPを挙げています。Facebookの求人機能の特徴を理解する上で、非常に有効かと思いますのでご紹介します。
1. 適切な候補者にアプローチするーSNSを有効活用
求人情報を投稿するとフィードや”job”のカテゴリに表示されますが、SNSであるFacebookやMessengerの特徴を活かし投稿した求人情報を広めるアプローチを行うことを勧めています。
- 個人のタイムラインでのシェアや社員によるシェア。地域のFacebookグループへの投稿
- 候補者として該当する人がいる場合はダイレクトにプライベートメッセージを送る
- 有料求人情報の掲載(Boost your job post)
2. 応募者全員に対応するーMessengerとの連携
応募者全員に対して、真摯なフォローをすることが非常に重要となります。応募書類を受け取ったことの連絡、インタビューのスケジュール、フォローアップの質問など、Messengerを通したコミュニケーションが可能です。
応募者多数に対する返信には、Messengerで予め「保存済みの返信」を作成しておいてメッセージの返信に利用したり、対応漏れがないようEメール通知を設定しておくこともできます。
また、求人を締め切った場合は、投稿を閉じたものとしてマークし、応募を締め切ったことを明示することも重要です。
3. 面談、審査に動画を利用する-動画の活用
動画は遠隔地であっても手軽に候補者の雰囲気を知ることができる方法です。応募を受け付けた後、自己紹介や志望動機などを説明した動画を送信してもらうことによって、書類ではわからない候補者を知ることができます。
また、送信してもらった動画からMessengerで簡単に返信することができます。
さいごに
人と人(企業)とのつながりや人をベースとしたFacebookの特徴そしてMessengerとの連携といったFacebookならではの強みを活かしたFacebookの求人機能。日本でのリリースが待ち遠しいところでもあります。
Facebookというグローバルに利用されているプラットフォームを利用するからこそ、ローカルエリアでの求人だけでなく、国をまたいだ求人募集が可能なことも大きな魅力となっていくのではないでしょうか?
また、今後はFacebookが提供する企業向けコミュニケーションプラットフォームサービスである「Workplace by Facebook 」も含め、ビジネスユースのFacebook活用について、引き続き注目していきたいと思います。
<参考>
- https://www.facebook.com/business/news/3-tips-for-hiring-on-facebook
- 求人募集も求人応募も、Facebookでもっとスムーズに | Facebook for Business
- Facebook Careers
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(執筆:松元)