Facebookは2016年11月29日(米国時間)にモバイル向け広告モックアップ(試作品)作成ツール「Creative Hub」の正式リリースを発表した。「Creative Hub」は2016年6月のカンヌライオンズ2016で発表し、試験的な導入をしていた。
「Creative Hub」とはFacebook広告のモックアップを作成し、他の人とシェアしたり、実際の広告と同様にプレビューすることができるツールで、広告モップアップ作成の画期的なツールが誕生したといえる。
すべてのフォーマットから簡単に作成可能
Instagram広告からFacebookキャンバス広告、カルーセル広告、360度広告などさまざまなタイプの広告フォーマットを使って、簡単にモックアップを作ることができる。フォーマットを選択すると、実際にそのフォーマットを使った広告例を見ることができ、優れた広告からインスピレーションを受けられる。
アイディアをシェア
「Creative Hub」で作ったモックアップを他の人とシェアすることができる。他の人に見てもらい、フィードバックを受け、よりよい広告クリエイティブができるだろう。またFacebookアカウントやInstagramアカウントを持っていない人ともシェアすることができ、URLを送れば誰でも見ることができる。
実際の環境で広告をチェック
モックアップを作成するとさまざまなモバイル機器でプレビューすることができる。FacebookニュースフィードやInstagramフィードにどのように表示されるのかがわかり、実際の広告と同じようにタップ・スクロールなどのアクションを試すこともできる。
まとめ
「Creative Hub」はモバイル上のFacebook広告が実際にユーザーにどう表示されるのか、その場ですぐに試して、シェアして改良することができる。Facebook広告を配信する企業は、ユーザーの視点から広告のモックアップをつくることができ、より効果的な質の良いクリエイティブな広告を作ることが可能になった。
「Creative Hub」は企業がFacebook広告のモックアップを作る上で重要で欠かせないツールとなるだろう。
<参考>
(執筆:前田)