
ブランドキャンペーンの効果測定を可能とするブランドアンケートソリューションである「Facebookブランドリフト調査」をご紹介します。(※2016年9月29日現在、ブランドアンケートは一部のキャンペーンでのみ利用可能)
「Facebookブランドリフト調査」を利用することによって、目に見えにくい”ブランドキャンペーンが広告想起に及ぼした影響”を可視化することが可能となります。
Facebookブランドリフト調査とは?
Facebookブランドリフト調査とは、 “アンケート”を通じてブランドキャンペーンが広告想起に及ぼした影響を把握するためのブランドアンケートソリューションです。条件をみたし、対象となるキャンペーンにおいて無償で提供されるソリューションになります。
同じ特徴を持つ、テストグループ(広告を見た人)とコントロールグループ(広告を見なかった人)のアンケート結果を比較したブランドリフトレポートを基に、ブランドキャンペーンがブランド認知度や広告想起率といったブランド指標に及ぼした影響を測定することができるため、主にブランド認知度のUPを目的としたキャンペーンを実施する広告主向けのメニューとなります。
広告想起とは?
広告想起は広告効果の指標の1つで、ある広告を見た人に、しばらく時間をおいてからその広告を思い出せるかどうかを尋ねるものです。
ブランドリフト調査の仕組み
同じ特性をもつ、ターゲット層の一部から無作為に、広告を閲覧できる「テストグループ」と、閲覧できない「コントロールグループ」を抽出し、それぞれにアンケートを配信します。コントロールグループとテストグループのアンケート結果の差異(リフト)によって、FacebookやInstagramにおける広告の影響を測定します。
(画像引用:Facebook)
アンケートは、広告が表示されてから2日以内に実施され、過去7日間にあなたのブランドや製品の広告を見たことを覚えているかを質問します。
(画像引用:Facebook)
広告想起リフトとは?
広告想起リフトとは、広告を見たことを覚えている人から、広告が表示されなかったのに広告を見たと回答した人を差し引いた人数です。
ブランド調査リフトでわかること
広告想起リフトの調査結果を見れば、キャンペーンがターゲット層に届いたかどうかを確認し、キャンペーン効果に関する指標、例えば、広告素材や、利用者層ごとのパフォーマンス、動画視聴のパフォーマンス、フリークエンシーなどのインサイトを得ることができます。
キャンペーン後に広告を覚えている人の人数やコストなどリフト結果の概要
(画像引用:Facebook)
アンケートに回答した人数と、広告接触グループとコントロールグループそれぞれの広告想起率
(画像引用:Facebook)
広告想起リフトが高い(=最もよく広告を覚えている)利用者層データ(年齢や性別など)の詳細や動画再生時間ごとの広告想起パフォーマンス
(画像引用:Facebook)
ブランドリフト調査を実施するには?
新しい広告キャンペーンを作成後、キャンペーンがブランドリフト適正があると判断されると、ブランドリフト調査を設定するプロンプトが表示され、画面に従って設定を行います。
(画像引用:Facebook)
最後に
「Facebookブランドリフト調査」は、目に見えにくい”ブランドキャンペーンが広告想起に及ぼした影響”を可視化<することを可能とするソリューションです。
ブランドの認知度向上目的に効果が高いとされている動画や、フルスクリーンのリッチメディアであるCanvas(キャンバス)広告などにおいても、この「Facebookブランドリフト調査」を利用し、その調査結果からキャンペーンがターゲット層に届いたかどうかを確認し、キャンペーン効果に関する指標を得ることでさらにパフォーマンス向上へとつながることになるのではないでしょうか。
<参考>
- Facebookブランドリフト調査とは何ですか。 | Facebookヘルプセンター | Facebook
- Facebookブランドアンケート: ブランドリフトとアンケート | Facebook for Business
- ブランドリフト調査について理解する | Facebookヘルプセンター | Facebook
- ブランドリフト調査の設定方法 | Facebookヘルプセンター | Facebook
(執筆:松元)