2016年9月22日、TwitterはTwitter外のアプリやウェブサイトへの広告配信を可能とする“Twitterオーディエンスプラットフォーム”上にネイティブ広告を活用したモバイルアプリインストール広告を配信することが可能となったことを発表しました。
Twiterオーディエンスプラットフォームとは?
TwitterオーディエンスプラットフォームとはTwitter外のアプリやウェブサイトへの広告の配信を可能とするアドネットワークです。昨年8月(2015年8月)に「ツイートエンゲージメント」「動画再生」のキャンペーン配信に対応したベータ版が提供された後、2016年5月19日には「アプリインストール広告」を加え、”Twitterオーディエンスプラットフォーム”の提供が正式に発表されました。
Twitterオーディエンスプラットフォームを利用することにより、ウェブサイトへの誘導やコンバージョン、またはアプリのインストールを目的としたキャンぺーンにおいて、Twitter内だけでなくTwitter外のアプリやウェブサイトを合わせ、約8億を超える人々にリーチする機会が拡大することになります。
Twitterオーディエンスプラットフォーム上でネイティブ広告を活用し、アプリのインストールを促進する方法をご紹介します。https://t.co/GXGfMPIoT2 pic.twitter.com/pSIsdU9in7
— Twitter Ads Japan (@TwitterAdsJP) 2016年9月22日
ネイティブ広告とは?
アプリ上のネイティブ広告とは広告が表示されるアプリのインターフェースに合わせ、そのコンテンツになじんだ体裁で表示する広告で、非常に高い効果をあげながら、急速に拡大しています。
その背景には、フォーマットや操作性がコンテンツや記事と自然な形で融合しているため、ユーザーの目に留まりやすいメリットなどがあること、メディアバイイングの自動化技術を利用した広告の自動買い付け、配信の仕組みであるプログラマティック広告のフォーマットが普及したことにより、広告主は迅速かつ簡単にネイティブ広告を作成することが可能となったことなどがあげられます。
2016年8月31日にTwitterが発表したMoPubのモバイルプログラマティック広告のトレンドレポート
- 2015年第1四半期から2016年第1四半期の期間で、アプリのネイティブ広告の在庫は251%増加
- 2016年第1四半期から第2四半期の期間で、ネイティブ広告への支出は29.6%の増加
ネイティブアプリの効果(Twitterブログより)
- MoPubの調査によるとネイティブ広告は一般的な長方形のバナー広告に比べCTRが220%高い
- Qualtrics社の今年の調査では、米国のデジタルに慣れ親しんだ若年層の58%が、バナー広告やポップアップ広告などに比べネイティブ広告に好意的という調査結果
- Twitterオーディエンスプラットフォーム上でのネイティブ広告のベータテストでは、バナー広告とインタースティシャル広告に比べアプリのインストール率が56%向上
Twitterオーディエンスプラットフォームにネイティブ広告を配信するには?
通常のTwitter広告と同様、Twitterの管理画面で簡単に、各アプリのデザインやフォーマットに自動変換されたネイティブ広告をTwitterオーディエンスプラットフォーム上に配信することが可能です。
<参考>
- Twitterオーディエンスプラットフォーム上のネイティブ広告を活用しアプリのインストールを促進 | Twitter Blogs
- Twitterを活用したパフォーマンスキャンペーンのリーチを拡大 | Twitter Blogs
(TOP画像引用:Twitter)
(執筆:松元)