Facebookは2016年6月28日(現地時間)、Facebook外のコンテンツをより簡単にシェア・保存するためのChrome拡張機能のリリースに関する発表を行いました。また、ソーシャルプラグインボタンに関する変更もありましたので、併せてご紹介します。
主なアップデートの内容
- Chrome拡張機能「Share to Facebook」「Save to Facebook」をGoogle Chromeに追加することによって、Facebook外のコンテンツをブラウザから簡単にシェア、保存することが可能になります。
- Instant Articles の記事の下にコメントやシェアボタンを(今後、数週間のうちに)追加することが可能になります。
- ソーシャルプラグインボタンのデザイン変更
Chrome拡張機能「Save to Facebook」「Share to Facebook」
Facebook外のサイトに設置できる「Facebookに保存する」ボタンについては今年のF8においてリリースされた機能の一つで、Facebook外のコンテンツをFacebook内の「保存済みリスト」に保存し、後からデバイスを問わず閲覧することが可能となる機能です。
Chrome拡張機能「Save to Facebook」を追加することによって、Facebook外のソーシャルプラグインの「Facebookに保存する」ボタンがないコンテンツであっても、ブラウザから簡単にFacebook内へ「保存」が可能になります。
(画像引用:Chromeウェブストア)
「Share to Facebook」はFacebook外のコンテンツを簡単にFacebookやFacebook Groups、Messengerにシェアすることが可能になります。
Instant Articles に”コメント”や”シェア”ボタンを追加可能に
Instant Articlesの記事下に、いいね・コメント・シェア等のボタンを追加することが可能になります。
ソーシャルプラグインボタンの変更
Facebookの”いいね”ボタンデザインは”F”の表示から”親指アイコン”へと変更になります。
また、ソーシャルプラグインボタンは、より洗練されたフラットデザインへと変更になります。
(画像引用:Facebook)
ソーシャルプラグインのアップデートは今後数週間にわたって順次リリースされ、すでにソーシャルプラグインを実装済みのサイトでは自動で新しいデザインに更新される予定とのことです。
最後に
Facebook外の様々なコンテンツ(記事・商品・動画等)が簡単にシェア・保存できるようになるということは、単一のプラットフォームの枠組みを超え、ソーシャルネットワークの可能性がさらに広がったといえるのではないでしょうか?
特に、F8でリリースされた「保存ボタン」は、保存したコンテンツのうち、未読の記事や、商品がセールになった際など、後から適切なタイミングでユーザーに通知されるという「通知機能」も実装されるとのことで、単なる「保存」だけの機能にとどまらず、FacebookとFacebook外のコンテンツを統合する新たな機能として、注目していきたいと思います。
(画像引用:Facebook)
参考
- New Ways to Share, Save and Engage – 開発者向けFacebook
- Facebook、「保存ボタン」や「引用付きシェア」など、新たなシェアリングツールを発表: [Facebook 2016 F8速報] – Feedmaticブログ
TOP画像引用:Chromeウェブストア
(執筆:松元)