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Facebook Analytics、機械学習を利用したインサイトの提供や”人をベース”としたクロスチャネルでの計測が可能に

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今年のF8 2017で発表されたものの一つにFacebook Analyticsのアップデートがあります。

従来、Facebook Analytics for AppとしてモバイルAppイベントのトラッキングツールであったものが、"クロスチャネル"での測定ができるようになり、Facebook Analyticsとして利用可能になりました。

新たなFacebook Analyticsでは、”人をベース”としたFacebookの利用者層データを利用し、かつモバイルアプリ、ウェブサイト、bot、オフラインイベントと”チャンネルを跨いだ計測”が可能となります。

また、機械学習をつかってイベント毎の属性、トレンドの特異点を抽出して自動的に情報を提示する機能も搭載されています。(2017年5月現在はベータ版での提供になります)

Facebook Analyticsとは

Facebook Analyticsの3つの特徴

  • クロスチャネルでの計測
  • "人をベース"とした測定
  • 機械学習を利用したインサイトやトレンドの提供(2017年5月現在はベータ版での提供)

Facebookページの計測を行う”ページインサイト”や広告の作成・管理・測定を行う”広告マネージャー”はそれぞれの用途・目的に特化した計測ツールであるのに比べて、Facebook Analyticsはモバイルアプリ、ウェブサイト、bot、オフラインイベントと”チャンネルを跨いだ計測”が可能なツールです。

また、Facebookの利用者層データを利用するため、”人をベース”とした詳細な計測や年齢、性別、言語など、属性の把握が可能です。異なるチャネルで各ユーザの行動を同一ユーザの行動としてトラッキングできるため、例えば、ウェブサイトを利用している人はどういった人が多いのか、アプリやウェブサイトにたどり着いた経路、それぞれで行ったアクションなどを知ることができます。

また、機械学習をつかってイベント毎の属性、トレンドの特異点を抽出して自動的に情報を提示する機能も搭載されています。

Facebook Analyticsの主な機能

・デモグラフィック:Facebookの保有するデモグラ情報を利用して、年齢、性別、言語、職種、教育などの属性を把握することができます。

イベント:関心のある主要なアクション(インストール、開く、コンテンツの視聴、カートへの追加、購入)の計測が可能です。

・リテンション:アプリ再利用やウェブサイトの再訪している人の割合を表示します。この情報を利用して、製品を継続して使用する人の数や、アップデートが継続的使用にどのような影響を及ぼすかなどの確認ができます。

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・ファネル:コンバージョン率の測定を計測を行います。例えば、アプリのインストール→カートへの追加→Purchaseといった各ファネル毎の計測できます。

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・コホート:コホートの作成や表示ができます。既存の顧客と比較した新規顧客の行動を把握し、利用者の行動やアクティビティがどのような影響を受けるのかを確認します。コホート利用すると、利用者のリテンションや、生涯価値、リピート購入率などを把握することができます。

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「オムニチャネル分析」~複数のチャネルにおける利用者のアクティビティを測定するには?

Facebook Analyticsでは、例えばアプリを利用して商品のことを調べ、実際の購入はウェブサイトで行うといった複数チャネル(アプリ、ウェブサイト、Messengerのbotなど)における利用者のアクティビティを測定する「オムニチャネル分析」が可能です。

複数のチャネルをまたいだ測定をする場合、Facebookピクセルを実装していないウェブサイトの計測を除いてはビジネスマネージャでイベントソースグループを作成する必要があります。(Facebookピクセルを実装していないウェブサイトのオムニチャネル分析にはJavaScript用Facebook SDKを利用

Facebook Analyticsの利用を開始するには?

1.イベントソースとチャネルの設定

Facebook Analyticsの利用を開始するにはまず、各チャネルに応じた設定を行います。下記の図が各イベントソースとチャネルの設定の対応表になります。

ウェブサイトはFacebookピクセルを利用して計測されますので、既に広告利用等でFacebookピクセルをすでに設置済であれば、そのまま利用することができます。(サイト全体に同一ピクセルの利用を推奨)

また、Facebookページは特にセットアップは不要で、Facebook Analyticsにアクセスすることでオプトインとみなされ計測が開始されます。

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(画像引用:Facebook Analytics

2.Facebook Analyticsにアクセス

Facebookピクセルの設置など、各チャネルに必要な設定が終われば以下のURLにアクセスすることでFacebook Analyticsを利用することができます。

  • https://www.facebook.com/analytics/アクセス用ID(例えばAppID , ピクセルID , Offline EventSet IDなど)

さいごに

Facebook Analyticsの強みはなんといっても、人ベースかつ複数チャネルをまたいだ計測ができるという点にあるかと思います。

すでにFacebookページを持っている場合や、ウェブサイトにFacebookピクセルを設置済の場合、簡単に利用開始することができます。

様々なチャネルの最適化という観点からも利用を検討されてみてはいかがでしょうか?

<参考>

(画像引用:Facebook Analytics デモ画面より) 

(執筆:松元)