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Feedmaticブログ

フィードフォースがSNS・インフィード・ダイナミックを軸に、広告とマーケティングのニュースを発信する情報ブログ。

Facebookを通してアプリのパフォーマンスを最大化:アプリイベントの最適化、ワールドワイド・ターゲティング、アプリ・リマーケティング

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2017年4月18日、カリフォルニア州で開催されたFacebookの開発者会議「F8 2017」。そこでは、アプリがインストールされた後の価値提供を最大化するツールである「アプリイベントの最適化」「ワールドワイド・ターゲティング」「アプリ・リマーケティング」についても取り上げられました。

アプリはダウンロード数よりも、その後の価値提供が重要になってきた

Facebookは5年前にモバイルアプリのダウンロードを促す“アプリインストール広告”を発表して以来、Facebook上でアプリを広めるマーケターのサポートを行ってきました。
しかしアプリのマーケターは、アプリ業界が発展するにつれてアプリがどれだけインストールされたかよりも、その後の価値追求にあたる、アプリによる収益がどれだけ上がるかを重視するようになってきました。
Facebookによると、最近は84%のアプリメーカーがアプリのインストール数ではなく、アプリから発生する収益の方を重視すると述べています。また、Google PlayとApp Storeのトップ100個のアプリのうち80個が、Facebookのこの価値重視の広告ツールを利用しているとのことです。
(※「How App Marketrs Can Find Value Beyond the Install」より)
そこでこの記事では、アプリがインストールされた後の価値を追求するためのツール3つを紹介します。

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インストール後の価値追求のための広告を利用した例:Scopely(左)とJet.com(右)(画像引用:Facebook

1. アプリイベントの最適化(App event optimization) ー 良質な利用者に広告最適化

アプリで特定のアクションを実行する可能性の高い人に向けてモバイルアプリインストール広告を掲載する機能である「アプリイベントの最適化」を利用することによって、購入などの特定のイベントに合わせて最適化されたモバイルアプリインストール広告を掲載できます。

この「アプリイベントの最適化」によってインストールの先にあるイベント、例えばモバイルアプリで“購入”や“登録”など特定のアクションをとってくれそうな良質なユーザーにリーチすることが可能です。

例えば、クレジットカードの信用情報を簡単に確認できるアプリ「Credit Karma」はこの「アプリイベントの最適化」を利用することによって、従来のキャンペーンを利用した時と比べて、インストールした後登録に至る確率を50%向上させることに成功しました。
さらに、ゲーム会社「Scopely」も「アプリイベント最適化」の利用により、アプリのインストール数のみならずその後の定着率が上昇したとのことです。

「Facebookは世界で最も親しまれているチャンネルで、アプリイベント最適化の活用によってインストールに留まらない“購入”が実現され、収益が増大した。」ー引用:Facebook(Scopely, VP of User Acquisition, Eric Ma氏)

2. ワールドワイド・ターゲティング(Worldwide targeting) ー 世界規模に広まるターゲティング

アプリビジネスが成長するにつれて、特定の地域でのマーケティングの次のステップとして、新たな市場に目を向けるマーケティング担当者は多いでしょう。
このような新たな市場でもモバイルアプリなどのエンゲージメントを高めたいマーケターは、「アプリイベントの最適化」と併用して「ワールドワイド・ターゲティング」を利用し、対象を「世界中」「地域(例:ヨーロッパ)」「自由貿易圏(例:NAFTA)」のいずれかに指定することによって、より幅広い地域へのターゲティングが可能になります。
このことにより、特定の地域で広告の高い効果が見られる場合は、その地域への広告配信により多くの予算を投入できます。
一例として、ソーシャルカジノゲーム「Huuuge Games」はカジノゲームを新たな市場で普及するために、Facebookの「ワールドワイド・ターゲティング」を利用し、広告費対効果において22%の向上が実現したといいます。

「『ワールドワイド・ターゲティング』と『アプリイベントの最適化』、というFacebookの最新サービスを利用し、事業をスケールさせることができた。」ー引用:Facebook(Huuuge Games, CMO, Sebastian Szcygiel氏)

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(画像引用:Facebook

3.  アプリ・リマーケティング(App remarketing) ー すでにアプリをインストールしている人への再訪促進 

Facebookのダイナミック広告のツールの「アプリ・リマーケティング」を用いると、既存顧客のアプリ内行動履歴に基づいたアプローチが可能です。

ダイナミック広告とは、Facebookのフィード上に、一人ひとりに合ったクリエイティブを自動的に作成し、「関連性」の高いユーザーに配信してくれる動的リターゲティングの広告フォーマットです。

この「ダイナミック広告」のアプリ・リマーケティングを利用することによって、アプリ利用者にインストール後の再訪問を促すことができます。さらに、アプリを一定期間使用していないユーザーに関しては、アプリの再利用を促すこともできます。

オンライン専門のショッピングサイト「Jet.com」は、「アプリ・リマーケティング」がアプリ使用者と相関性の高いクリエイティブを自動的に提供する効果を実感しています。

「結果として、CTRが63%向上し、CPAが56%削減するなど、Facebookアプリキャンペーン内にてダイナミック広告は大変効果的なツールだった。」ー引用:Facebook(Jet.com, Associate Director of Marketing, Lauren Picasso氏)

さいごに

アプリのマーケターのニーズが時代やプラットフォームとともに変化する中で、価値を重視するこれらのツールは、アプリ産業の発展をこれまで以上に支えていくでしょう。
Facebookは、これからもアプリ業界の発展に則したプロダクトを開発する予定です。

<参考>

 (執筆:森)