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botを活用したFacebook Messenger のビジネス活用とは?国内事例を紹介し、botを使うメリットについてご紹介。

f:id:feedmatic:20170127110553p:plainFacebookは2016年4月12日にF8カンファレンスにおいて、開発者がMessenger 上にチャットボットを作成できる「Bots for Messenger」のリリースを発表しました。

これにより、企業はMessenger上でにチャットbotを作ることができるようになり、ユーザーはそのbotとの会話を通して企業のサービスを利用できるようになりました。
では実際に企業はMessengerをどのように活用しているのでしょうか。実際に使い、成功事例も交えながら詳しく解説していきます。

Facebook Messengerのチャットbotとは

Facebookが提供するメッセンジャーアプリの「Messenger」はMessenger利用者と一対一もしくは複数でチャットのように会話ができます。Messenger上では開発者がbotを作成してパーソナライズしたメッセージを送ることができます。テキスト、写真・CTAの表示方法を選択し、最適な方法でユーザーと会話ができます。
メッセージにはさまざまなフォーマットを設定できます。シンプルなテキストと画像を送信したり、構造化されたテンプレートを使用してメッセージバブルをカスタマイズすることもできます。

成功事例(海外)

Meetic

フランスの出会い系サイトを運営しているMeeticはLaraという仮想のアシスタントの女の子の会話を通じて、その人に合った人をプロファイルを作成し、提供してくれます。このMeeticのbotがローンチされた最初の1ヶ月で数千もの会話が行われました。約70%のユーザーがマッチングした場合、Messengerでメッセージを受けとることを望みました。

Shopify

カナダのオンラインショップ作成サービスShopifyはMessengerで何千もの店舗の中から、希望の商品をすぐに見つけて購入できるようにし、シームレスな購入体験を実現させました。「Message Us」ボタンや注文通知などの機能を使用することで、顧客サポート、注文状況の更新など、店舗と簡単に通信することができます。Shopifyを利用している店舗のうち、23,000の店舗がMessengerを活用して、これまでにユーザーと各店舗の間で150万以上の会話が行われました。

Nikibot

インド発の注文プロセスを簡素化するAI搭載のチャットボット「Nikibot」はMessenger上でタクシーを呼んだり、ホテルを予約をしたりすることができるサービスなどを提供しています。Webと比較してMessenger経由での注文が10倍に増加しました。

海外ではさまざまな企業で導入されますが、日本ではどうでしょうか。
求人サイトのWantedlyやWeb・高級旅館やホテルの宿泊予約サービスを運営するReluxなど日本でもMessengerの活用が進んできています。接客の有無が大きく左右するECサイトを運営する企業が特に導入しています。顧客との接点を増やし、購買行為に繋げたいという目的で利用されることが多いです。

今回はその中でも日本をテーマにした通販サイトを運営する藤巻百貨店の事例をご紹介します。

使ってみた!

藤巻百貨店はFacebookのMeesengerを使ったサービスを提供しています。

使ってみるのが一番わかりやすいので、今回は藤巻百貨店にMessengerで実際にやりとりをしてみました。
Meesengerを開き、検索で藤巻百貨店を選択し、スタートと話しかけると、始まります。まず「ギフト選び」か「DOUBLELOOPカスタム」(バックブランド)かを選択します。

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次にギフトの探し方を選択します。「用途から探す」か「相手のイメージから探す」を選びます。「相手のイメージから探す」を選択すると、相手のイメージに対する質問が5つほどされます。それを参考におすすめの商品を探してくれるようです。

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そして予算を決めると、3つ選んでくれました。「購入する」・「詳細を見る」・「別のおすすめを見る」を選ぶことができます。「購入する」・「詳細を見る」を選択すると、藤巻百貨店の通販サイトに飛び、そこで詳細を見て買うことができます。気に入った商品がない場合は「別のおすすめを見る」を選択すると新たに3つの商品を紹介してくれます。途中で予算選択に戻ったり、TOPへ戻ることも可能です。

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実際に使ってみて、とてもスムーズに感じました。自分で条件を選び、それに合ったあすすめを教えてくれるので、自分では意外と選ばないような良いものにも出会えることもいいな、と思いました。自分で探すとなると、どうしても時間がかかり、好みが偏り、同じようなものを選びがちになってしまいますが、botを使えば時間が短縮され、選択の視野が広がりました。

botのメリット

ユーザー視点

ひとつひとつの項目を会話形式で埋めていくことができるため、スムーズでストレスなく、進むことができます。会話といっても一から自分で考えるのではなく、選択肢を用意してくれているので、それを選ぶだけで進むことができるのでとても楽です。
また予約サイトや専用のアプリを必要とせず、Messenger上でできるようになるため、個別にダウンロードしたり、会員登録をしなくてすみ、新規のユーザーへのハードルも低いと考えられます。

企業視点

「Bots for Messenger」は新しくアプリを開発するより、簡単に作ることができるため、開発のコストを抑えることができます。また、Messengerは自動で顧客の対応をしてくれるため、人件費の大幅な削減も期待できるでしょう。
企業側の負荷削減に加えて、月間アクティブユーザーが世界で10億人いるFacebookのMessengerプラットフォームを活用できるため、さまざまなユーザーに使ってもらう機会が広がるでしょう。

まとめ

最近チャットbotはとても盛り上がっています。2016年9月にはLINEがトーク画面を使った対話型botアプリケーションの開発を可能とする「Messaging API」をリリースしました。

「Messaging API」リリースについての詳細はこちら

今後、botは企業とユーザーのあらゆるコミュニケーションのハブとなり、さまざまなサービスやビジネスの提供場所として、発展していくでしょう。

<参考>

(執筆:前田)