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Feedmaticブログ

フィードフォースがSNS・インフィード・ダイナミックを軸に、広告とマーケティングのニュースを発信する情報ブログ。

2016年総まとめ:マーケターが押さえておきたい各SNSのトレンド-Facebook、Instagram、Messenger編

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Feedmaticブログでは1年を通して、SNS・インフィード・ダイナミックに関するさまざまなニュースや情報をお送りしてきました。

2017年を迎えるにあたり、この1年を振り返り、最も押さえておきたいTOPICをFacebook、Instagram、Messengerの各プラットフォーム毎にまとめてご紹介します。年末年始の合間に是非、チェックしてみてください。

【Facebook】

振り返ってみると今年も様々なリリースがありました。特にマーケター視線からみた注目キーワードとしては、「モバイル最適化」・「オーディエンスネットワーク」・「動画/LIVE」があげられるのではないかと思います。それぞれのキーワードを中心に、重要なトピックをおさらいしてみたいと思います。

「モバイル最適化」に対応した新たなプロダクトのリリース

月間アクティブユーザー数(MAUs) 16億6千万人(Third Quarter 2016 Financial Highlights(PDF)より)を超えるとされるFacebookは、他のプラットフォーム同様、モバイルに最適化するための様々な施策が発表されました。モバイルを中心とした施策はInstant ArticlesCanvasといった新しいプロダクトのリリースをはじめ、動画広告にキャプション自動生成ツールをリリースなどといった既存機能への追加など、多岐にわたりました。

Instant Articles

2016年4月12日に開催されたFacebookのF8カンファレンスで正式発表され、すべてのパブリッシャーに対してオープンになったInstant Articles(インスタント記事)は、パブリッシャーが直接Facebookのプラットフォームに記事を配信する新たな”しくみ”として注目を浴びました。

Facebookのフィード上に配信されたInstant Articlesは、別サイトへページ遷移することなしに、写真や動画、音声キャプション、地図を含むニュース記事の全てがインタラクティブなコンテンツとして素早く表示することが可能となるため、提供される記事は通常の記事よりも10倍以上速く読み込まれる等、特にモバイルでのローディングタイムの改善によるユーザーストレスの改善や、ネットワーク環境に影響された離脱の回避などに期待されています。

また、パブリッシャー自身が記事や関連データ、広告を自身でコントロールすることが可能で広告により収益化がはかれる等新たなしくみとして、引き続き注目していきたいと思います。

Canvas広告

2016年2月にリリースされたモバイル用に最適化されたフルスクリーンのリッチメディア広告です。

インターネット利用時間の大部分をモバイルで過ごすことが多い中、遷移先のウェブサイトがモバイルに最適化されていないなどの課題がまだまだ見受けらます。

Canvasでは、カルーセル形式に表示されたイメージをスワイプ・タップ・パンすることによって、Facebookから移動することなく、Canvas内のデジタルストーリーを簡単に移動、楽しむことができます。

また、モバイル環境を重視した動画、360度動画、画像、テキスト、コールトゥアクションボタン、別のCanvasへのリンク等インタラクティブな要素を駆使したリッチメディア広告を表示することができるため、結果、動画のロード時間を短縮し、標準的なモバイルWebサイトより10倍早くロードすることが可能だといわれています。

今後はCanvasの作成を簡素化するためのBest Practiceを組み込んだテンプレートの提供が発表されるなど、導入を検討しやすくなっていくのではないでしょうか。

尚、現在は、ウェブサイトへの誘導及びウェブサイトでのコンバージョンを目的とした広告から、ブランド認知度や広告想起率をあげるなどブランドアウェアネスの向上、そして動画視聴目的に活用できます。(2016年12月26日現在)

モバイルアプリ広告におけるアプリイベントの最適化

2016年7月には「アプリイベントの最適化」がリリースされました。「アプリイベントの最適化」とは、アプリイベントを完了する確率が最も高い利用者に対して広告が最適化されます。インストールの先にあるイベント、例えばモバイルアプリで“購入”や“登録”など特定のアクションをとってくれそうな人に対してリーチし、モバイルアプリのインストールを増やすことを可能とします。

直接的な行動である”インストール”ではなく、その先の特定のアクションをとってくれそうな人に対して最適化するという、全く新しい興味深いメニューだと思います。

オーディエンスネットワーク~Facebookの枠を超えて

オーディエンスネットワークとは“人をベースとした”高精度なターゲティング機能や測定機能など、Facebook広告の利点を活かしながらFacebookの枠を超えてモバイルアプリやモバイルウェブに拡張し、広告キャンペーンを展開することを可能とするものです。

2016年5月にはFacebookのアカウントをもたない非Facebookユーザーに対しても、インタレストベース広告(趣味・関心に合わせた広告)の配信を可能とするなど、配信面だけの拡大のみならず、配信ユーザーについてもリーチを拡大することが発表されました。

オーディエンスネットワークでFacebook外のターゲット層にリーチするのに特別な準備を必要とせず、[配置]で選択するだけで、配信先のアプリまたはウェブサイトに自然と溶け込んだ広告を出稿することができるという手軽さも非常に大きな魅力となっています。現在は、[ウェブサイトへの誘導]、[ウェブサイトコンバージョン]、[モバイルアプリのインストール]、[モバイルアプリのエンゲージメント]、[ダイナミック広告]、[動画の再生]を目的とした広告が配信可能です。(2016年12月26日現在)

動画/LIVE

動画はその情報量の多さから、視聴者やターゲットの興味を喚起することをができるため、効果が高いとされています。もはやFacebookに限らず、動画マーケティングやLIVEを利用した企業マーケティングは無視できないものになっています。

Facebook LIVEでは、誰もがライブビデオを公開することを可能としました。また、SNS各社もライブ動画の配信にこぞって対応しています。以下のリンクではSNS各社が提供するライブ動画配信についてまとめています。

一方で、動画はクリエイティブを作成するのに時間やコストがかかるというマイナス面も挙げられます。時間やコストがかけずに手軽に動画を作成できる「スライドショー広告」を利用するなど、プロダクトや施策の内容に合わせて使い分けていくこともできるでしょう。

その他

Facebookピクセル

コンバージョントラッキングピクセルは徐々に廃止され、2017年2月15日以降はFacebookピクセルへ統一されることが発表になり、Facebookピクセルへのアップグレードを必要とされた方も多かったことと思います。

Facebookピクセルとは、広告キャンペーンのターゲット層の測定、最適化、構築を可能にする、ウェブサイト用のJavaScriptコードです。すべてのウェブサイトにFacebookピクセルを1つ配置することで、広告キャンペーンの測定から最適化、ターゲティングに利用するオーディエンスの構築まで行うことができます。

広告フォーマットのアップデート

Facebookでは様々な広告フォーマットが用意され、日々改良されています。それぞれのFacebook広告の特徴を理解し、目的に応じて利用することが必要とされます。

2016年11月にリリースされた広告モックアップ作成ツール「Creative Hub」ではInstagram動画からCanvas広告まで、いろいろなタイプの広告のモックアップを作成し、他の人とシェアしたり、実際の広告と同様にさまざまなデバイス毎に実際の環境でプレビューすることができます。効果的なクリエイティブをスピーディーに作成するためにも、このようなツールを上手く活用していきたいと思います。

ダイナミック広告

Facebookのフィード上に一人ひとりに合った「関連性」の高いクリエイティブを自動的に作成し、「関連性」の高いユーザーに配信してくれる動的リターゲティングを実現するFacebookダイナミック広告。Facebookならでは”人ベース”の高精度なターゲティングや強みを活かして高い効果をあげています。

そのダイナミック広告にもさまざまなアップデートが行われました。

なんといってもInstagramにダイナミック広告を配信できるようになったことは非常に大きなニュースだったかと思います。ダイナミック広告は利用者が閲覧したりカートに追加したりして関心を示した商品、それらの関連商品、および購入済み商品の関連商品を自動的に表示するため、ユーザーの購買行動に影響があるとされるInstagramに配信できるようになったことで、見込み客にリーチできる機会がさらに広がったといえるでしょう。

また、特定の業界に特化した「旅行業界向けのダイナミック広告(Dynamic Ads for Travel)」や「小売り向けダイナミック広告(Dynamic ads for retail)」がリリースされる等、特定の業界に特化したフォーマットも用意されました。

特に「小売り向けダイナミック広告」では、広告を見た人に最寄りの店舗の商品情報を掲載したダイナミック広告を、来店してくれそうな人へ最適化(ストア訪問目的)し、動的に配信することで、実店舗での購入を促すことが可能となるなど、オンラインのビジネス目的だけでなくリアルとデジタルをつなぐ画期的なソリューションとして、引き続き注目していきたいと思います。

【Instagram】

オリジナリティあふれる写真や画像で日常のあらゆる瞬間を捉えてシェアすることがより気軽に、自由な手段でシェアすることができるInstagram。

動画の撮影時間・再生時間を従来の15秒から最大60秒に拡大し、新たにインスタグラムストーリーズのリリース等など、より気軽に、自由な手段でシェアするための機能追加が行われました。

特に今年は、Instagramのビジネス活用の幅が各段に広がった印象があります。例えば、個人アカウントとは異なるビジネス専用のプロフィールやユーザーとビジネスがより繋がりやすくなるメニュー、「ビジネス向けのツール」がリリースされました。

さらには、InstagramへのFacebookダイナミック広告の配信やInstagramの画像がまるでカタログの写真のように、画像から、それぞれの商品の詳細情報や価格を掲載した詳細ページを表示させ、さらに購入ページへ誘導する機能であるショッピング機能の強化等が追加されました。

【Messenger】

一番注目されたのはなんといっても、「bots for the Messenger Platform」(Messenger上でユーザーと会話するbot)がリリースされたことによって、だれもがMessenger上でチャットbotの開発が可能となったことではないでしょうか?

チャットbotの構築さらにはbotとAIを利用することにより、企業がメッセンジャーを利用して、ショッピング機能や効率的なカスタマーサポートを実現することを可能とします。

グループビデオチャットの機能やリアルタイムビデオをフローティング表示させながら、テキストによる会話(チャット)を続けることができる「インスタントビデオ」など、メッセンジャー本来の機能アップデートが行われる一方で、Messenger Platformとしてのbot構築のための数々のアップデートが行われました。

例えば、テキストや画像、CTAボタンを利用したテンプレ―ト、縦長・横長のリストテンプレートや決済機能(現在はUSのみ)などのリリースやMessengerのチャットbotのリンクを入れたFacebook広告が配信出来るようになり、Facebookのニュースフィード上に配信された広告によって、狙ったユーザーに対し効果的に自社のbotを訴求することが可能になったり、リファラパラメータ” for m.me”ートラフィック属性の測定によるエントリーポイントの判定を可能することによって、エントリーポイントにより、botの内容を変えるといったことも可能となりました。

【まとめ】

ざっと早足になりましたが、2016年の各プラットフォーム毎のおさらいをまとめてみました。振り返ってみると、様々なニュースがあったかと思います。一つ一つのニュースやアップデートを確認することも重要ですが、折に触れて、流れ・トレンドとして理解していくことも非常に重要なことだと思います。このまとめが少しでも、その手助けとなれば幸いです。

Feedmaticブログでは2017年も引き続き様々なニュースをご紹介していきたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

各SNSのユーザー数最新情報(2016年12月26日現在)
  • LINE:国内利用者数6,800万人以上(日本の人口の53%をカバー、毎日利用しているユーザー(DAU)は70.8% (LINE 2016年4月-9月媒体資料(pdf)
  • Facebook:世界で17.9億人以上。日本では2600万人*1*2
  • Messenger:世界で10億人以上。稼働しているチャットbotは33,000以上*3
  • Instagram:月間アクティブ利用者数6億人。日本では1200万人*4*5

(執筆:松元)