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LINEの「Official Web App」がもたらすもの~従来の「メール」「電話」「ネイティブアプリ」に代わる新たなコミュニケーションインフラ

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2016年3月24日、LINEがビジネスプラットフォームのオープン化戦略を発表し、さらに、2016年10月25日、LINEの「Official Web App」が正式提供されたことにより、LINEのビジネス活用の幅は各段に広がりました。

LINEのWebサービス向けプラットフォームである「Official Web App」はなぜこんなに注目されているのでしょうか?

その答えは、LINEの「Official Web App」によって、従来の「メール」「電話」「ネイティブアプリ」に代わる新たなコミュニケーションインフラとしての「LINE」の利用機会が整備されること、そして、将来的にも「LINE」のビジネスプラットフォームのオープン化によって新たなマーケティングの可能性を享受できるというメリットにあると思います。

今回は、Official Web App導入のメリットとともにLINEの「Official Web App」でなにが実現できるのか?をより具体的にまとめてみたいと思います。

 従来の「メール」「電話」「ネイティブアプリ」における課題とLINE

スマホシフトにより、近年はEメールやDMからの反応率は低下傾向にあるといわれています。また、カスタマーサポート等コールセンターにかかるコスト、さらには、コストをかけて開発したアプリを溢れかえるネイティブアプリの中でいかに利用してもらうのか?など、ユーザーとダイレクトに繋がるための課題は山積しています。

一方、国内利用者数6,800万人以上(日本の人口の53%をカバー、毎日利用しているユーザー(DAU)は70.8%)を抱え(出典:LINE 2016年4月-9月媒体資料(pdf)より)、もはやコミュニケーションインフラとして欠かせない存在となりつつある「LINE」というタッチポイントをいかにマーケティングに活用するのかは、マーケターにとって非常に重要な課題といえます。

そんな中、企業が自社のWebサービスとLINEアカウントを連携させ、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させることができる仕組みである「Official Web App」が本格提供開始されたことにより、より多くの企業において、LINEでできることが広がりました。

従来の「メール」「電話」「ネイティブアプリ」に代わってユーザーと企業とがコミュニケーションをとることを可能にする方法の一つがLINEの「Official Web App」なのです。

おさらい~Webサービス向けビジネスプラットフォームOfficial Web Appとは

自社のWebサービスとLINEアカウントを連携させ、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進まで、ユーザーの行動をLINEアプリ上でシームレスに完結させることができる仕組みです。

LINEのビジネスプラットフォームのオープン化戦略の一環として、主にWebサービス運営事業者向けに提供開始されたもので、本格提供以降、大きな注目を浴びています。

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(画像引用:LINE

 

Official Web Appの機能

  • LINEログイン: ユーザのLINEアカウントの認証情報(登録メールアドレス・パスワード)を利用し、LINEアプリ内ブラウザで簡単に自社サービスの会員IDとユーザのLINEアカウントの連携ができるだけでなく、ユーザは二回目のサイト訪問から自動的にログインされるようになる
  • プロフィール+: 会員登録時や商品やサービスの予約・購入・問い合わせの際に入力するフォーム上で、あらかじめLINEに登録しておいた情報をユーザの意志に基づき簡単に利用・入力できるサポートツール
  • LINE ビジネスコネクト:APIを利用し、利用企業が保有・利用する外部システムと接続することで、特定のユーザーに限定した情報発信や双方向のコミュニケーションを可能にする

 

Official Web App導入のメリット

自社データベースとLINEアカウントを連携

「LINEログイン」や「プロフィール+」のしくみを標準装備することによって、自社のWebサービスとLINEアカウントとの連携をスムーズに実現することが可能になります。

パーソナライズされたコミュニケーションのスタートともいえるアカウント連携が、スムーズにできることのメリットは大きいと思います。

また当然のことですが、自社サイトへのLINEログインも可能になるため自社サイトのユーザビリティ向上にもつながります。

既にビジネスコネクトのシステムを導入している場合でも、Official Web Appに対応し、LINEログイン・プロフィール+・自動友だち追加を部分的に導入することによって、ユーザのID連携率を高め、ユーザとの1to1コミュニケーションをスムーズに実現することができます。

セグメント配信でパーソナライズされたコミュニケーションが可能に

メッセージAPIを利用して企業が保有するシステム・データベースと接続することによって、特定のユーザーに限定した情報発信(セグメント配信)や1to1での双方向のコミュニケーションが可能となります。

例えば、予約・予約完了通知、登録情報や行動履歴などを基にセール・商品情報クーポンなどパーソナライズされた情報の配信(お気に入りアイテムのセール情報、在庫情報、再入荷情報)、購入履歴、年齢・性別や購入履歴をもとにレコメンド、さらには1to1での双方向のコミュニケーションを利用したカスタマーサポートなど、これまで、電話や、メール、ネイティブアプリで行っていたもの、そしてそれ以上のコミュニケーションがLINEアプリ上で可能になるのです。

当然、企業だけでなく、ユーザーサイドにとっても、企業とのコミュニケーションがすべてLINEアプリ上で完結することのメリットは大きいと思います。

より多くの企業にオープンに

従来は、LINEのメッセージで企業が持つデータベースを活用したセグメント配信や1to1のコミュニケーションを実現するには、最低でもLINEビジネスコネクト(月額50万円~)の契約で、かつそれを運用するシステムの導入・開発の為にさらなる費用が必要でしたが、「Official Web App」の提供開始に伴い、LINE@(認証済み/プロプラン)アカウントから利用可能になったことによって、より多くの企業が導入しやすくなりました。

導入支援

自社で連携機能を開発することが難しい企業・サービスは、LINEとパートナーシップを結んだ一部ASPによる導入促進支援サービスを利用することができます。

フィードフォースが提供するソーシャルログイン導入実績No.1サービス「ソーシャルPLUS」では、LINEの「Official Web App」導入時に必要となる「LINEログイン」や「メッセージ配信」などの各種機能の実装を、シンプルに実現できるオプション機能を提供開始しています。

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Official Web Appを起点にbotコマースを実現!

Official Web App導入をベースに、外部サービスを利用することによって、自社開発コストをかけずに様々な施策を導入することが可能となります。

例えば、トランスコスモス株式会社が提供するサービス、「メッセンジャーアプリ EC サービス(E-Commerce Service for Messaging Apps)」では、LINEのトーク画面上で商品選択から注文・決済まで完結させる仕組みを構築し、レコメンドエンジンによるリピート購入促進や、botによる自動応対などの機能も提供するサービスなども提供されます。

<トランスコスモスが提供する「メッセンジャーアプリ EC サービス」 イメージ図>

LINEトーク画面上での商品購入の例

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botによる自動応対の例

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(画像引用:https://www.feedforce.jp/release/9047/ ※現在開発中の画面イメージです。実際の仕様と異なる場合がございます)

Official Web Appの今後

現在のOfficial Web Appはあくまでもビジネスプラットフォーム化のベースであり、今後提供されるであろう機能(and so on)を享受するためにもOfficial Web Appの導入を検討する価値が十分にあると思います。

例えば、先日発表のあった「LINE Customer Connect」では各種AI・チャットシステムと連携し、顧客からの問い合わせにLINEで対応することが可能となるLINEを活用した法人向けカスタマーサポートサービスがオプションとして提供されるなど、 LINEのビジネスプラットフォームのオープン化戦略はまだまだ、始まったばかりで、今後もビジネスプラットフォームとして、様々なツールが提供され、整備が進むことが期待できます。

 

まとめ

  • LINEの「Official Web App」の導入によって、LINEアプリというタッチポイントに集約したブランディング・集客・アクション誘導・リピート促進・カスタマーサポートと、企業とLINEユーザーとの一連の双方向コミュニケーションを可能にするプラットフォームの利用機会が整備されることになった。
  • これまで、コスト面・開発面など様々な理由から”敷居”が高かったLINEを活用したマーケティングをより、簡単に導入できるようになった。
  • Official Web Appを導入することで、LINEでのマーケティングを行う上での利用機会を整備し、将来的にも新たなマーケティングの可能性を享受できることが期待できる。 

<参考>

 

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(執筆:松元)

(2017年7月5日更新)
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